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精神科の電子カルテにAIを足すと、診察の記録はどう変わるのか

目次
  1. 精神科の診察記録は、なぜ時間がかかるのか
  2. 電子カルテを入れ替えずに、AIを足せるのか
  3. 診察の会話は、どうやってSOAPの下書きになるのか
  4. 実際の現場では、どこまで使われているのか
  5. いまお使いの電子カルテとの併用のかたちも含めて、お気軽にご相談ください。

精神科の電子カルテとAIの組み合わせを調べると、全科対応の「AIカルテ」の情報が多く出てきます。ただ、精神科の診察には精神科の事情があります。この記事では、いまお使いの電子カルテを入れ替えずにAIを足すという選択肢と、それで診察の記録づくりがどう変わるかを、本番環境の実測値とあわせて整理します。

精神科の診察記録は、なぜ時間がかかるのか

検査値や画像で状態を示せる診療科と違い、精神科の診察は会話そのものが診療の中心です。患者さんの話しぶり、生活の様子、症状の経過——言葉で聞き取ったことを、言葉のまま記録に残す必要があります。初診では生育歴や現病歴の聞き取りが長くなり、再診でも経過の記載は積み重なっていきます。

診察中にキーボードへ向かう時間を増やせば記録は速くなりますが、そのぶん患者さんと向き合う時間が削れます。「診察が終わってから、記憶を頼りにまとめて書く」——多くの現場で、記録はこうして診察後の仕事として積まれてきました。

電子カルテを入れ替えずに、AIを足せるのか

「AIを使うならカルテごと入れ替え」と考える必要はありません。MENTRAは、いまお使いの電子カルテと併用する設計です。導入にあたってカルテの移行作業はなく、1つの診察室から小さく始められます。

役割分担ははっきりしています。診療情報の管理はこれまでどおり電子カルテが担い、「会話を記録の下書きに変える」部分をMENTRAが引き受けます。

役割の分かれ目は、次のようになります。

何を いまお使いの電子カルテ MENTRA
診療情報の保管・管理 これまでどおり担う 触らない
診察の会話を記録の下書きにする — 引き受ける
下書きの確認・修正・確定 — 医療者がMENTRAの画面で確定する
確定した記録の置き場 これまでどおり 貼り付けてお渡しする
導入時のデータ移行 入れ替えないので不要 1つの診察室から始められる
扱える記録の様式 診療録 診察・看護・面談・カンファレンス・福祉訪問の5種類

診察の会話は、どうやってSOAPの下書きになるのか

使い方は、診察のはじめに録音ボタンを押すだけです。いつもどおり診察をして、終わったときには、会話の内容がSOAP形式(S: 主観的情報/O: 客観的情報/A: 評価/P: 計画)の下書きに整理されています。

下書きができるまでの時間は、導入医療機関の本番実測で中央値16秒。9割の診察が45秒以内に仕上がっています。医師は出来上がった下書きを確認・修正して確定する——記録が「診察のあとの仕事」から「診察と同時に終わる仕事」に変わります。

診察の長さはさまざまです。初診のように話が長くなる日も流れは同じで、1時間近い録音でも安定して仕上がるよう、長い会話は分けて並行して処理する作りにしています。文字起こしには精神科専用の用語辞書を使っており、薬剤名や制度の用語も正確に扱います。

実際の現場では、どこまで使われているのか

導入医療機関では、これまでに2,141件・311.5時間分の会話が記録に変わりました。AIが作った下書きの96.6%が、医療者の確認・修正を経て確定まで進んでいます。作られたまま放置される下書きではなく、日々の診療記録として使われている数字です。

利用は医師2名の「試し」から始まり、いまは看護・相談・福祉の部門を含む18名に広がっています。診察のカルテだけでなく、看護記録・面談記録・議事録・福祉訪問記録まで、5種類の記録様式を同じ仕組みで扱えることが、広がりの理由です。

いまお使いの電子カルテとの併用のかたちも含めて、お気軽にご相談ください。

AIカルテ・診療記録の詳細はAIカルテ・診療記録に、導入医療機関の経過は導入事例にまとめています。

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まずは、30分だけ話を聞かせてください。

今の記録の流れを伺うところからで大丈夫です。資料の準備は不要です。

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