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精神科の外来で、通院が途切れるのにどう気づくか
目次
精神科・心療内科の外来では、通院中断に気づくのが難しいという特徴があります。来なくなったこと自体が見えにくいためです。来院した患者さんのことは記録に残りますが、来なかったことは、どこにも記録されないからです。
MENTRAは、精神科・心療内科に特化した医療AIです。ここでは「気づくために何を見ればいいのか」を整理します。
通院が続いていることが、そのまま治療の一部になる
精神科では、継続的な通院そのものが治療の柱になります。服薬の調整も、生活の立て直しも、時間をかけた関わりの中で進みます。
外来には毎日多くの患者さんが来ます。その中で、「そういえば、あの方は最近来ていない」に気づけるかどうかは、担当者の記憶に依存しがちです。担当が変わったり、複数の医師で診ていたりすると、さらに気づきにくくなります。
気づくために、外来で何を見ておくか
継続の状況は、いくつかの数字の組み合わせで見えてきます。
- 初診と再診の別 — 新しく来た方と、続いている方を分けて数える
- 再来の状況 — 前回から次までの間隔、通院が続いている方の割合
- 曜日と時間帯 — 来やすい枠、埋まりにくい枠
- 患者数の推移 — 月ごとの増減
どれも特別な指標ではありません。難しいのは、これを毎月続けて見ることのほうです。
| 見る数字 | 気づけること | 手で数えると何が起きるか |
|---|---|---|
| 初診と再診の別 | 新しく来た方と、続いている方の比 | 月末にカルテを数え直すことになる |
| 再来の状況 | 前回から次までの間隔、続いている方の割合 | 患者さんごとに履歴を追うので時間がかかる |
| 曜日と時間帯 | 来やすい枠、埋まりにくい枠 | 予約表を月単位で数え直す |
| 患者数の推移 | 増えているのか減っているのか | 月ごとの表を作り足していく |
手で集計すると、続かない
これらの数字は、電子カルテのデータから作れないわけではありません。ただし、月末にまとめて数える作業を誰かが担当することになります。
外来が忙しい月ほど、集計は後回しになります。後回しが続くと、見なくなります。見なくなると、気づくのが遅れます。 数字を出す仕組みが人の手作業に乗っている限り、この構造は変わりません。
「見たほうがいい」と分かっていても続かないのは、意志の問題ではなく仕組みの問題です。
集計作業なしで見える状態にする
MENTRAの運営の可視化では、患者数・時間帯・曜日・初診再診の別・再来の状況が、集計作業なしで数字として見えます。 誰かが月末にまとめる必要がないので、忙しい月でも止まりません。
MENTRAは記録の作成にも使われるため、日々の診療がそのまま数字にもなります。導入医療機関では、7か月連続で利用が増え、使う職員は2名から18名へ、看護・相談・福祉の各部門に広がりました。
現場で必要とされている指標は、対応範囲の検討に反映しています。貴院で判断に使っている数字があれば、ぜひお聞かせください。
