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精神科の記録は、診察カルテだけではない
「AIカルテ」と聞くと、診察室での医師のカルテ作成を思い浮かべる方が多いと思います。しかし精神科・心療内科の現場を見ると、記録の仕事は診察室の中だけでは終わっていません。
精神科の現場にある5つの記録
精神科病院の1日を追うと、少なくとも5種類の記録が発生します。
- 診察の記録(カルテ) — 医師が診察のたびに書く
- 看護記録 — 病棟や訪問看護で、患者さんの生活と状態を記録する
- 面談記録 — PSW(精神保健福祉士)や心理職が面談のたびに残す
- カンファレンスの議事録 — 多職種で方針を検討した経過を残す
- 福祉訪問の記録 — 福祉部門が訪問支援のたびに作成する
このうち診察のカルテ以外の4つは、様式も、書く人も、書かれる内容もまったく違います。看護記録には生活と観察の視点が、面談記録には制度と支援の視点が要ります。
全科対応のAIでは、ここが埋まらない
全科対応のAIカルテは「診察の会話をSOAP形式にする」ことに最適化されています。精神科の記録業務のうち、診察はその一部です。
たとえば看護記録には、精神科の看護に固有の観点(服薬状況、睡眠、食事、日中の活動、対人関係の変化)を押さえた様式が要ります。面談記録なら、自立支援医療・精神障害者保健福祉手帳・障害年金・作業所・グループホームといった制度の用語を正確に扱える必要があります。
MENTRAはこの5種類の記録に、それぞれ専用のAIを用意しています。用語辞書には精神科の診療と制度に関わる語を収録し、実際の利用データにもとづいて継続的に増強しています。
記録が同じ時間軸に並ぶと、何が変わるか
5種類の記録が同じ基盤に乗ると、職種をまたいだ経過が一列に見えるようになります。
導入医療機関の実測では、6か月で1,227件・167.8時間分の会話が記録に変わり、そのうち96.7%が医療者の手元で確定まで進みました。使う職員は医師2名から7名へ、看護・相談・福祉の各部門に広がっています。
診察の前に面談の内容を確認する。カンファレンスの前に各職種の記録を読み合わせる。「探して組み立て直す」仕事が「開いて確認する」仕事に変わっていく——記録様式ごとにAIを用意する意味は、ここにあります。
MENTRAの記録機能の詳細はサービス紹介をご覧ください。
